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相対する二つの国・・・
関東管領府と伊紗名。
いつ果てるとも知れぬ
永い戦いに、
人々の魂は疲弊していた。
作戦上の失策から伊紗名へ
囚れの身となってしまった
扇ガ谷中将。
彼の身を救うべく管領府は
戦武士の精鋭部隊を
敵国伊紗名の中枢、
蓬莱砦へと送り込んだ。
だが、そこで彼らを
待ち受けていたのは・・・
2003年9月29日
関西テレビにてオンエア

橘 連也 / 小川輝晃
椹木晃印 / 原田 篤
扇ガ谷中将実朝 / フランキー仲村
評定所将士 / 近松 仁
上士 / 土性正照
南雲鉄山 / 保村大和
朽葉時頼 / 酒井一圭
知行玄蕃 / タイソン大屋
蘇芳宗親 / 阿知尚康
於谷刑部 / 碇 清彦
漆戸翆雲斎 / 古賀 亘
不知火 / 土屋大輔
樹 / 西村優子
松 / 大蔵淳子
渡海屋 / 木元としひろ
韓比佐 / 松苗伸彦

敵対し戦時下にある管領府と伊紗名の両国間。
拘束された将・扇ガ谷中将を奪還するため、
管領府は剣龍・南雲の率いる少数精鋭の部隊を伊紗名の砦に潜入させる。
奇襲によって作戦は成功するが、その引き換えに南雲は命を落とし、
部隊も橘連也・椹木晃印の2名を残し壊滅状態に陥ってしまう。
親友である南雲から「剣龍」の証“双頭十文字剣”と共に、
一同の命運を託された連也は、悲しみを抱えつつ、困難な脱出行の指揮をとる事となる。
剣龍、死す・・・その事実を知らぬ伊紗名軍の将・朽葉は、扇ガ谷を奪還された雪辱を注ぐべく、
そして、個人の名誉欲を満たすため、執拗な追撃を開始する。
死の商人・渡海屋の謀略・・・
伊紗名最強の「スガル重兵隊」の肉薄・・・
そして、同行する一同の中に生まれる疑惑と不信・・・
連也は数多の難関を踏破し、ついに国境の川まで辿り着くが・・・
彼らは、無事に生き残る事ができるのか・・・!?


管領府の一式戦部士。
中将救出作戦に参加した、特別隊の一員。
作戦初頭に命を落とした親友・
南雲に代わり、
一同を率いて困難な脱出行の指揮をとる。
十文字流の使い手で、
かつて南雲と
“剣龍”の座を競った過去を持つ。
情に厚く、部下や仲間に過酷な命令を
下す事ができず、それ故に剣の実力は
南雲に並ぶと評されながら、
隊を率いる地位に就く事はなかっ
南雲を失い、過酷な逃避行を続ける中で
悩みながらも新たな道を切り開く。

中将救出隊の一員。
若年ながら二式戦部士まで昇った
優秀な兵。
しかし戦場での経験が浅く、
状況分析能力や精神面に
甘さを残す。
本来は率直な性格だが、
「剣龍」である南雲に抱いていた
憧れが強かったため、
その死によって隊の指揮をとる事に
なった「にわか隊長」の連也に対し、
事あるごとに反発する。


管領府の実権を握る名門・
上杉四氏のうち、扇ガ谷家の将。
伊紗名との先の合戦において失策を
犯し、捕らわれの身となっていた。
名門にありがちな権威主義者で、
逃避行においても自侭ぶりを発揮し、
連也ら一行の足手まといとなる。

中将救出隊の長。
十文字流最強の使い手にして、
管領府戦陣の旗頭
“剣龍”の称号を持つ。
連也とは同門で「剣龍」の名を
競い合った過去を持つが、
深い友情で結ばれている。
中将救出の際に銃撃により深手を負い、
連也に後を託して壮絶な爆死を遂げる。

伊紗名の名門・朽葉家の当主。
若いながらもその戦術家としての才は
高く評価されており、
蓬莱砦の指揮を任されている。
激昂しやすいところがあり、
部下や民衆を虫けらの様に見下す、
自信家の高級将校。
失態を取り繕う為に、
連也ら一行の追跡に執念を燃やすが、
「剣龍」の存在を知るや、
そこに新たな己の野望を燃やし、
追跡に独断で重装備の「スガル兵」を
導入し、事態を拡大化させる。


矢玉を通さぬ頑強な鋼で身を覆い、
火筒・盾などで重武装した伊紗名の
最精鋭部隊「スガル」の小隊長。
一門の当主、「朽葉」に対し、
絶対の忠誠心を持つ。
管領府側最強の戦士「剣龍」に、
武人としての強い対抗心を燃やす。

槍の使い手・素襖と共に
朽葉を補佐する側近で、
朽葉旗下の蓬莱砦守備隊を指揮する。
最前線叩き上げの部将で、
巧みな用兵能力を持っているが、
常に出しゃばらず、
己の将である朽葉の意思に背く事はない。

朽葉の忠実な側近で、
蓬莱砦の副将をつとめる。
武芸に優れ、とくに管槍の扱いに
おいては伊紗名随一と
自他共に認めるほど。
砦に強襲をかけてきた
「剣龍」南雲に単身、勝負を挑む。

この時代の日本に入ってきて間もない
南蛮鉄を用い、独自の工夫によって
打たれた特殊な鎧で全身を覆い、
更には火筒、幅広の大剣、盾などで
重装備した伊沙名の最精鋭部隊。
勇猛果敢な性の兵を選りすぐり、
過酷な訓練を経た者のみで構成され、
その勇猛さは戦場では
敵味方から恐れられる存在。
通常は領主の直卒下にあり、
本陣の旗本や、伊沙奈にとっての
重要な戦線に配備されている。
朽葉の旗下・翠雲斎が率いるのは
スガル重兵三合隊。

長大な剣を自在に操る、無口な剣士。
剣に対する磨き抜かれたセンスと、
戦いに対する独特嗅覚を持つニヒルな男。
強さのみが自分の存在を維持できる
という考えの持ち主で、
「剣龍」との勝負、その決着にこだわる。
戦災孤児で、渡海屋に拾われて
育てられた為、その子飼いの用心棒
として、あるいは賞金稼ぎとして
世過ぎを立てている。
同じ境遇で共に育った樹には、
密かな想いを持っているようだ。

戦災孤児だったが、
渡海屋に拾われ養女として育てられた。
器量が良かったため、
渡海屋の政治の道具として、
朽葉の妾となる運命にあった。
軟禁状態ともいえる限定された
日常生活の鬱屈の為か、
性格は男勝りで、
武芸も並の男に劣らない程の腕の
持ち主だが、同じ境遇の孤児・松を
気遣うなど、優しい面をあわせ持つ。

蓬莱砦に管領府の間者と間違われ
捕縛されていた伊紗名領の猟師。
連也らの中将救出作戦に便乗して
砦を脱走。
以後、一行と行動を共にする。
あけすけで、人なつっこく、
憎めない性格の持ち主。
弓矢の達人でもある。

伊紗名領内に大店を構える商人だが、
裏では伊紗名と管領府、
両方に武器を供出するなど
国同士の抗争が絶えぬよう、
水面下で暗躍、複雑な動きを見せる
「死の商人」。
言葉使いは上方のものだが、
それが郷里の言葉なのか、
あるいは演技に過ぎないのかは不明。
伊紗名ではすでにかなりの有力者だが、
更なる財と、権力を求めている。
